夏野菜の王様と呼ばれている「モロヘイヤ」。
あまり日本の食卓では馴染みがありませんよね。

でもモロヘイヤは、青野菜の中でも桁外れな栄養価の持ち主なんです。

モロヘイヤはエジプトなどの中近東地域で栽培されているシナノキ科の植物です。
葉っぱはシソに似ていて、黄色い花を付けます。
モロヘイヤの日本語名は「シマツナソ」。
モロヘイヤはアラビア語で「王様の野菜」という意味を持っています。
これはエジプトの王様が病を患っていて、モロヘイヤのスープを飲んで回復したことからこの名が付けられました。

そんなモロヘイヤの魅力をお届けしましょう。

モロヘイヤ

モロヘイヤは血液サラサラ効果がモロスゴイ!

日本にモロヘイヤが入ってきたのは1980年代と言われています。
日本で始めてモロヘイヤの栄養分析が行われた時のこと、研究者が栄養値を見るとビックリ、あり得ない数値に計測を2度3度やり直したそうです。

モロヘイヤにはビタミン類が豊富です。

特にビタミンEの含有量は野菜の中でもナンバー1です。

ビタミンEには血液をサラサラにする効果があり、血液中にできる血の塊(血栓)を防ぐ効果があります。
血液がサラサラになるということは・・・そう、ペニスへの血の流れも改善されるということ。
精力アップに効果的なんです。

さらにビタミンB1、B2、B6も豊富でタンパク質の合成を助けるため、疲労回復に効果的です。

疲労回復といえば、ネバネバ系食材に含まれるムチン。
実はモロヘイヤは叩いていると粘り気が出てきます。
当然、ムチンも含まれています。
なので、疲労回復、滋養強壮に抜群なんです。

また、ストレス緩和にも一役。
カルシウムの含有量はほうれん草、ブロッコリーの約10倍も含まれています。
ストレスやイライラでED気味という人には持ってこいですね。

さらにさらに、モロヘイヤには老化防止効果もあるんです。
老化の原因となる活性酸素、この働きを抑えるには「カロチン」という成分が役立ちます。
モロヘイヤにはカロチンがほうれん草の約5倍、ブロッコリーの約2倍も含まれています。

このように万能野菜のモロヘイヤ。
スープやサラダに入れるだけで美味しく召し上がれます。
ぜひお試しを。