膀胱炎やインポテンツ(ED)に効果的なツボが「陰廉(いんれん)」というツボです。
股関節の内側に位置するツボになります。
太ももの内側を「陰」、隅っこのことを「廉」と呼ぶため、この名前が付けられたと言われています。

婦人病に効くツボとして有名で、不妊症に効果があるとされています。
膀胱炎にも効果を発揮するほか、腰やお腹の冷えにも効果があります。
夏、冷房に当たりすぎて、冷房病になる、そんな時に陰廉は良く効きます。

他にも精巣炎、腰痛、閉鎖神経痛、下肢の痛み、膨満感、不感症にも効果があるため、女性にも押してあげたいツボですね。

場所
太もも内側の付け根から、下に指の横幅2本分下がった所にあります。
太ももの付け根から6~8cm下がった所、内転筋という筋肉の前側にあります。

陰廉

押し方
太ももの内側に手を当て、陰廉の場所に親指を垂直に立てるようにセットします。
ゆっくり息を吐きながら3秒くらいかけて押し込んでいき、5秒キープします。
その後、息を吸いながら3秒かけてゆっくり緩めていきます。
お灸で温めても効果はあります。

「最近カラダが重い」、「腰がいたい」、「全身がダルい」なんて症状に陰廉は効果があるツボです。

足の厥陰肝経(けついんかんけい)のツボになります。
厥陰肝経とは、経絡(けいらく:体の気の通り道)の一つで、肝経に属していて、足を流れている陰経の経絡になります。
クーラーによって腰が冷えたり、お腹か冷えたりといった時に効果があります。
女性には婦人疾患による冷え性だったり、痛みコリ、違和感、生理不順や不妊症を改善してくれるツボなので、彼女や奥さんが悩んでいたら、指圧してあげて下さい。

前立腺肥大症、EDにも効果のある陰廉

前立腺ってよく聞きますけど、どこにあって何をする部位か知ってますか?
前立腺は膀胱の出口にあり、尿道を囲んで存在する性腺の一つです。
性腺とは生殖腺とも言い、男は精巣、女は卵巣の事を言います。
この前立腺が精液を作ったり、抗癌で作られる精子を運ぶための役割を果たしています。

年令を重ねて、50代以降になると前立腺が大きくなり、前立腺の周りの尿道を圧迫するようになります。
これが前立腺肥大症です。

この病気になると排尿がしづらかったり、夜中にオシッコを頻繁に行くようになります。
また、尿が詰まったり、残尿感が激しかったりと、不快症状が出てきます。

そんな時に活躍するのが陰廉です。
陰廉を刺激すると、下半身への血流が良くなります。
前立腺の周りの血流も良くなるため、前立腺の疾患、インポテンツ(ED)の改善に役立つのです。

特にインポで悩んでいる人は是非押してみてください。
オススメです。