日本で売られている精力増強剤の殆どに使われている「牡蠣」ですが、「セックスミネラル」、「海のミルク」、「海の玄米」など色々な愛称で親しまれています。
なぜこんなに精がつく食べ物として全世界で愛されているのでしょうか?

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理由1、生殖器のもとになる亜鉛が豊富

牡蠣は亜鉛の含有量が最も多い食材ということで有名です。
亜鉛は人間の体を作り上げている成分の一つですが、特に生殖器の細胞には亜鉛が沢山入っているそうです。
そして忘れてはいけないのは、亜鉛は精液のもとになる成分だということです。
牡蠣を食べたら精液がドバドバ出たという話もたまに聞きますよね。
ですから亜鉛を食材から摂取して補給するということは、細胞レベルに働きかけ、ペニスの成長を促し、元気な精子を作るということで非常に理にかなっているのです。

理由2、EDの原因であるストレスにも効果的

牡蠣が海のミルクとも呼ばれているのは、カルシウムも多く含んでいるからです。
カルシウム不足になるとイライラしやすくなりますよね。
牡蠣の殻は精神安定に効果があるとして、2000年も前から漢方薬の原料として用いられてきました。
まだ体力のある、20代から30代の男性の勃起不全の原因の殆どはストレスということなので、牡蠣の持つリラックス効果にも期待したいですね。

理由3、性的興奮が高まるマグネシウムも沢山ふくまれている

牡蠣はマグネシウムも多く含んでいる食材です。
マグネシウムの効果は神経の働きを活発にすることです。
勃起不全の原因として、ストレスが大きな原因となることは既にお話しましたが、ストレスのせいで神経の働きも弱まってしまいます。
そうなると、視覚や触覚から得られた性的興奮が脳に伝わり、そして男性性器が勃起して反応するという一連の流れがうまくできなくなるのです。


牡蠣は古くから人間に愛されてきました。
縄文時代のゴミ捨て場である、貝塚には、シジミやアサリなどの貝殻に交じって牡蠣の殻も沢山発見されているということです。
縄文人にも牡蠣は食べられていたのですね。

そして驚くことに、牡蠣の養殖の起源はローマ時代だそうです。
牡蠣は歴史に名を残す英雄達にも愛されてきました。

かの有名なシーザーのイギリス遠征はテムズ河口の牡蠣を手に入れることが目的だったとも言われています。
ナポレオンも戦地に赴く際には牡蠣を沢山食べたことで有名です。

牡蠣の養殖技術はナポレオン三世の時代に大きく発展したそうです。