「エビ」は漢字で「海老」と書きます。
海の老人。
老人のように腰が曲がった姿を連想したため、この漢字が使われるようになったと言われています。

しかし、腰が曲がる歳になるまで長生きできるように、という願いがこもった縁起のいい食材でもあります。

そんなエビですが、栄養価の非常に高い食材として、ここ最近注目を集めています。
でもエビで気になるのはコレステロール値が上がるという話。
でもこれも最近の研究によって、コレステロールの値が非常に少ないこと、コレステロールを除去する成分が含まれていることも分かっています。

そんなエビは、精力増強にも効果的なので、精力減退に悩んでいる人は必見ですよ。

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エビにはタウリン、キチン、アスタキサンチンがある!

エビに含まれる有効成分で「タウリン」、「キチン」、「アスタキサンチン」というものがあります。

タウリンはファイト!一発!のリポビタンDでお馴染みの成分ですね。
タウリンには血中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があります。
また、血中の中性脂肪も減らしてくれます。

これによって動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、脂肪肝、高脂血症の予防に有効とされています。

また、タウリンはインスリンの分泌を促進させるため、糖尿病の予防に効果的です。
他にも、肝臓の能力を正常にしたり、視力低下を防ぐ効果もあるそうです。


次にキチン。
動物性の食物繊維で、大腸の働きを活発にしてくれる効果があります。

大腸に来たコレステロールを便にして体外に排出してくれたり、腸内の細菌の繁殖を防ぐ効果もあるそうです。

最後のアスタキサンチンとは色素の物質です。
老化の原因活性酸素を抑制する働きがあります。
血中の悪玉コレステロールが活性酸素で酸化されると、血管の壁に塊として付着してしまい、血流を滞らせてしまいます。

そんな血管の壁についた悪玉コレステロールの塊を取り除く効果もあります。

エビの尻尾、食べる派?食べない派?

エビの尻尾、私は食べます。
細かいこと気にするの嫌なので、丸ごとガブリ!って感じでいつも食べてます。
そしたらこんな情報が。

エビの尻尾や殻にこそキチンやアスタキサンチンが大量に含まれているようです。

キチンとアスタキサンチンの効能は先ほど紹介した通り。
さらに尻尾にはカルシウムも含まれているので、骨粗しょう症予防、骨の強化に有効です。

そんな、かなり優秀な食材のエビちゃん。
今日はエビチリなんかいかが?