今回は精力に効くツボというより、滋養強壮、疲労回復に効き目のあるツボを紹介します。
足の疲れや胃腸が弱っている時にも効くツボが「足三里(あしさんり)」です。
「奥の細道」で有名な松尾芭蕉が旅をしている時に、足三里にお灸を据えていたらしく、昔から足の疲れ、旅の疲れを癒す効果があると言われてきました。
夏バテにも効果的なので、知っておいて損はないですよ。

場所
膝のお皿の下辺りにあります。
例えば右膝を右側から右手をパーにした状態で当てます。(右右言い過ぎ!)
膝のお皿の下辺りから、人差し指から小指の指4本分下がった場所で、くぼんでいるところがあると思います、
この場所が「足三里」です。
他の言い方をするなら、向こうずねの外側辺りでしょうか。

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押し方
足三里の場所を中指か親指でグッグッと指圧します。
5秒押して、5秒離すの間隔で息を吐きながら押し、息を吸いながら離します。
押すときのコツは、脛骨(けいこつ)というすねの骨を外側から内側に押し込むイメージを持つといいでしょう。

「足三里(あしさんり)」には下痢などの腹痛、嘔吐、胃腸が弱っている時になどに効くとされています。
他にも、ひざ痛の人、足がしびれる人、歯痛、歯槽膿漏なんかにも効くそうです。

夏バテしている人にも足三里は有効で、冷房でだるい、なんて人は押してみてください。
ちょっとは楽になれますよ。

足三里のために簡易温灸を作ろう!

ツボは温めると指圧した時と同じように効果が出ます。
足三里も同様です。
温めると、疲労回復効果があります。
温めるにはお灸や温灸を使うといいのですが、「持ってないよ」って方がほとんどはないでしょうか。

そんなアナタにオススメしたい、簡単に作れる温灸道具を紹介。
その名も「ペットボトル温灸」。

作り方はいたって簡単。
キャップがオレンジ色のペットボトルを用意します。(ホット用のペットボトルです)
水道水を1/3程度入れて、残り2/3は熱湯を入れます。
これで大体、中のお湯が70℃~80℃位になり、温灸としての役目を十分に果たします

このペットボトル温灸をツボの場所に押し当てるだけで効果が出ます。
ぜひ一度トライしてみてください。