夏バテ予防に「うなぎ」、土用の丑の日に「うなぎ」、夜のお菓子は「うなぎパイ」・・・は関係ないですが、「うなぎ」は昔から精力がつく食材として重宝されてきました。
ところで、なぜ土用の丑の日にうなぎを食べることが広まったのでしょう。
それは江戸時代、うなぎ屋の亭主がうなぎの売上を伸ばすにはどうしたらいいか、といった内容を蘭学者の平賀源内に相談した所、「土用の丑の日にうなぎを食べて夏バテ予防・疲労回復しよう」といった宣伝を出したら、これが大ヒット。
このことから土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が根付いたそうです。
うなぎにはこんなに栄養価が満点
うなぎには本当に多くの成分が含まれています。
更には脂質に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)も豊富で、非常に体にやさしい食材なのです。
それでは、それぞれの成分の効能を紹介しましょう。
まずはビタミンA。
ビタミンAには精子の働きを活発にし、皮膚や粘膜の潤いを保つ効果があります。
その他にも免疫力向上、視覚障害の予防に役立つ働きもあります。
続いてビタミンB1。
ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変える役割があります。
疲労回復に効果があり、脳の神経や筋肉を正常に保つサポートもしてくれます。
次はビタミンB2。
ビタミンB2もエネルギーを作り出す重要な成分です。
体内に入ってきたタンパク質、糖質、脂質をエネルギーに変えてくれます。
脂質をエネルギーに変えてくれるのでダイエットにも効果的です。
さらに、皮膚や髪、爪などの細胞の再生にも必要不可欠です。
成長ホルモンの合成にもビタミンB2は必要で、子供には特に重要な成分となっています。
次はビタミンE。
ビタミンEは、血管を正常に保つ役割があります。
血中コレステロールが酸化することによって血液の流れが悪くなるのですが、コレステロールの酸化を防ぐのがビタミンEです。
血流が良くなれば勃起力も向上します。
肌荒れにも効果的で、体内のホルモンバランスを整えて、ペニスの機能を高めてくれます。
さらに亜鉛。
セックスミネラルとも呼ばれる亜鉛は精子の生成に不可欠な存在です。
亜鉛が不足するとインポテンツを引き起こしたりします。
次にEPA(エイコサペンタエン酸)。
EPAとは不飽和脂肪酸の一種で、動脈硬化の予防に役立ち、血液をサラサラにしてくれる働きをします。
さらに中性脂肪を減らす役割も持っていて、高血圧や高脂血症、血栓症の予防にも役立ちます。
イワシや鯖に多く含まれる成分です。
最後にDHA(ドコサヘキサエン酸)。
DHAも不飽和脂肪酸の一種です。
頭が良くなる成分として、一時期有名になりましたね。
その根拠ですが、DHAは脳に多く存在している成分で、記憶力・集中力を高めようとする時、リラックスする時に働くとされています。
DHAもEPAと同様、血液をサラサラにしてくれる働きがあるため、勃起力アップに役立ちます。
このようにうなぎには非常に多くの栄養素が詰まっています。
精力アップ、疲労回復、活力増進にうなぎはオススメですよ。