足の内スネにある3つのツボ「曲泉(きょくせん)」、「中都(ちゅうと)」、「蠡溝(れいこう)」。
「曲泉」と「中都」は前回までに紹介しましたので、今日は「蠡溝」です。
「蠡溝」の「蠡」とは水が入ったひょうたんのことを言うのですが、そこから転じて、木を食い荒らしてしまう虫のことを指しています。
(スゴイ転じ方ですけど・・・)
「蠡溝」の「溝」は狭くて小さなくぼみのこと。

このことから「蠡溝」とは、虫が食ったような溝にあるツボという意味があるそうです。

場所
足の内スネにあります。
内くるぶしの出っ張りから8~9cm上に行った場所が「蠡溝」です。
内くるぶしから骨を辿って上にいくと、一つ目のくぼみがあります。
そこが蠡溝です。
ちなみにそこからちょっと上にいった2つ目のくぼみが中都です。

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押し方
あぐらをかいて座ります。
片方の足の内スネを両手で握り、親指の腹で蠡溝を刺激していきます。
ゆっくり息を吐きながら、円を描くように揉みながら押し込んでいきます。
10秒位かけて押し込んだらゆっくり緩めます。
さらにまた10秒かけて押しこむ、の繰り返しを4~5分行いましょう。

「蠡溝(れいこう)」は滋養強壮に効くツボとして知られています。
また、蠡溝を刺激すると下半身への血液の巡りが良くなります。

そうすると、おのずとペニスへの血行も良くなるということ。
精力アップには、もちろん効果的です。
また、全身の気や血液の流れ「気血」の滞りをなくし、足や体全体の冷え、便秘時に起きる下っ腹の塊などがなくなります。
また、女性にも有効なツボで、生理不順、おりものの異常、性器のかゆみや泌尿器系の疾患にも効果があるとされています。

曲泉、中都、蠡溝を駆使してペニスを元気に!

足の内スネにあるツボ3兄弟「曲泉(きょくせん)」、「中都(ちゅうと)」、「蠡溝(れいこう)」は、体を強くして、元気にするという「肝経(かんけい)」という経絡(けいらく)にあるツボです。
経絡とは気血のエネルギーが流れている通り道のことを言います。

肝経とは足の親指から始まり、ヒザを通り、性器、肝臓、咽喉、眼を通り、頭頂部まで続く経絡のことを言います。

肝経の「肝」は体内で重要な役割を果たしている臓器です。
東洋医学でいう肝臓は血液を生成し、血液を収めている臓器と考えられています。
この肝経の経絡にあるツボは自律神経を整え、ホルモンバランスを正常に保つ効果があり、ストレスを感じた時、情緒不安定な時に押すと、リラックス効果が得られると言われています。

曲泉、中都、蠡溝の肝経3兄弟、ぜひ覚えて押して下さい。