勃起の働きに副交感神経は必要不可欠です。
何故か?
その説明は後半でするとして、この副交感神経を刺激してリラックス状態にさせることで、生殖機能の回復を促すツボが「腎兪(じんゆ)」というツボです。
場所
背中にあるツボです。
おへそのちょうど真裏にあるのが「命門」というツボですが、その命門から左右に指2本分離れた所にあります。
だいたい命門から4~5cmくらい左右に離れた場所です。
押し方
背中ですので自分で押すのは難しいですが、腰に手をおいて、親指でグッグッと押し込みます。
腰の手を支点にして状態を反らすようにしながら押すと効果的です。
自分で押しにくい時は彼女や奥さんに押してもらいましょう。
「腎兪(じんゆ)」は東洋医学の「腎」に効くツボとされています。
ここでいう「腎」とは「腎臓」のことではありません。
腎の働きは多岐にわたっていて、老化防止、骨や髪、脳を育み、酸素を体内に取り込んだり、排泄のコントロールも担っています。
また、生殖器官にも大きく影響していて、インポテンツ・EDになるのは「腎」の働きが弱まるためとも考えられています。
そのため、腎兪を押すことで「腎」の働きを活発にし、心身ともに健康に、下半身も健康になれる、という訳です。
副交感神経が勃起に影響してる?
副交感神経とは休んでいる時やリラックスしている時、睡眠中などに働く神経です。
逆に活動している時、不安やストレスを感じる時、緊張している時に働く神経を交感神経と呼びます。
交感神経と副交感神経を総称して自律神経と呼びます。
交感神経と副交感神経は交互にどちらか一方が働いています。
基本的に昼間や日中は交感神経が活発になり、夜になるにつれて副交感神経が活発になります。
ここまでの説明でも分かるように、勃起に重要なのは交感神経ではなく、副交感神経です。
交感神経が活発な状態はストレスなどを多く感じている状態ですので、いわゆる心因性EDの原因になったりします。
副交感神経が活発になると筋肉がゆるみ、血管が広がります。
心拍数も落ち着きますが、内臓の働きは活発になります。
そして、神経が流れやすくなり、リンパ腺も流れやすくなることで、血液が体内を流れやすくなります。
このように副交感神経が活発な状態であれば、健康的、精力も増進して、勃起力も向上します。